ヌカカ

ヌカカとは。ブヨとの違いや生息地、刺されたときの対策、刺されないための対策などなど

ヌカカに効く薬

2020年の夏は少し遅めに来そうです。7月後半に入ってもまだじめじめとした梅雨が明けず、本格的な夏到来には至っていないように思われます。おそらく8月に入ってから高温多湿の日本特有の夏がやってくるのでしょう。そうなると本格的にヌカカが動き始めるかもしれません。。

ヌカカに効く薬

気を付けていても刺されてしまうのが虫刺され。それはヌカカについても例外ではありません。そしてこんな統計があります。

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なんと世界で最も人間を殺している凶悪生物の1位が蚊なのです。ヌカカは蚊ではありませんが、血を吸うという意味では一緒ですので、危険度という意味では同じレベルにあるのではないでしょうか。もしくは蚊による被害なのかヌカカによる被害なのか区別がついていない可能性だってあります。

そういう意味ではヌカカに刺された時に効果がある薬というのを知っておくのは重要かもしれません。

虫刺されとはどんな症状なのか

そのために知っておきたいのが虫刺されというのはどういった症状なのか、ということです。

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虫が皮膚を刺したり咬んだりしたときには、虫が持っている毒成分・唾液成分が抗原(アレルゲン)となってからだの中の抗体と反応し、ヒスタミンなどのかゆみの原因物質が分泌されてかゆみや炎症などの皮膚炎を引き起こします。
つまり多くの虫さされで見られる「かゆみ」は、虫の毒成分などに対するアレルギー反応の一つなのです。
また、毒成分が注入されるときの物理的な刺激や、皮膚に注入された物質の化学的刺激によって、炎症が生じます。これが虫さされの「痛み」の原因です。

 若干強引に言うと、要は”炎症”、それが虫刺されの実態ということです。この炎症を抑えてあげることが何よりも虫刺され対策になるということですね。

ということは炎症を抑えるためにできることをすればいいわけで、何も薬を使うことだけが対策でなないかもしれません。ここ結構重要かもしれませんね。

ヌカカに効く薬や対策方法

ヌカカに刺されたときに効く薬がいつも身の回りにあればいいのですが、そうもいかないと思います。そしてヌカカに刺されたということは炎症を起こしているということだ、という虫刺されの実態についても理解できました。

ということで、ヌカカに刺された時の対策としてまず挙げられるのが、

冷やす

ということです。炎症ですから冷やしてあげましょう。

 

さらに、挙げられるのが、薬に頼り過ぎないということです。炎症を起こしているところに化学薬品を投入すると見た目はもしかして抑えられているように見えるかもしれませんが、実は肌自体もダメージを受けることになります。炎症物質を攻撃する物質は肌も攻撃しているからです。

多少の薬というのは合ってもいいかもしれませんが、基本的には放置でしょう。消毒なんかをしてあげるのもいいですが、水で洗うくらいでも十分です。そしてその後引っかいたりしないようにすることが重要です。

炎症を抑える。これがわかればヌカカに効く薬というのも自然とわかってきますよね。

 

ヌカカに刺されたら

まずはヌカカに刺されないように

ヌカカに刺されたらどうしようということを考える前にまずはどうすればヌカカに刺されないのか、ということを考えましょう。ここで出てくるのが井出大介さんが言っていたブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルです。どうやらこれは化学者の間では昆虫忌避剤IR3535と呼ばれているもののようです。

開発したメルク社によると、健康や環境に害を与えずにヌカカから守ってくれるそうです。そしてありがたいことに犬や猫ちゃんもヌカカから守ってくれるそうです。そういえば最近マムシにかまれた犬の顔が衝撃的というのが記事になっていました。マムシからも守ってくれるのでしょうか・・・

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ヌカカに刺されてしまったら

そうはいっても完全にヌカカに刺されないようにすることは難しいのかもしれません。それこそ暑い夏ですから、川に入って水浴びをするかもしれません。遊んでいるうちにヌカカ対策のためにつけていた昆虫忌避剤IR3535であるブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルが効果がなくなってしまうかもしれません。メルク社のページには数時間あなたを守ってくれると書いてあるので、数時間を超えてしまった場合には守ってくれないかもしれません。その結果ヌカカに刺されてしまうこともあるでしょう。その場合はどうしたらいいのでしょうか。

 

やむを得ずヌカカに刺されてしまった場合、まずは患部を冷やしてあげるといいでしょう。要は炎症を起こしている状態ですから、その炎症を止めてあげるのです。かゆみに耐えるという意味でも冷やしてあげるといいでしょう。一番避けたいのはかきむしってしまうことです。掻けば掻くほど症状は悪化しかねませんし、傷口からばい菌が入ってしまうかもしれません。痒いのはわかりますが、冷静になって冷やしてあげましょう。

もしあまりにかゆみがひどい場合は化膿止めと抗ヒスタミン剤が含まれる軟膏を塗ってもいいのですが、あまりお勧めはしません。要は化学薬品ですから、あまり体にいい影響は与えないからです。放置しておけば治るものですから、無理して化学薬品をつけることもないのです。

但し、化膿してしまったり、赤い部分が異様に広がってしまっていたりといったことがある場合はすぐに皮膚科に行って診てもらいましょう。

 

対策の基本は冷やして放置です。やってはいけないことは掻きむしることです。事前の対策として長ズボンや長袖を着用するというのも検討しましょう。夏だから暑くて嫌になるし、その袖の中に入ってくることもありますけどね。

 

ヌカカの生息地域

ヌカカがいるのはどんな地域?

ヌカカ。名前だけでもなんだか痒くなりそうな気がしてきました。名前の印象って大事ですね。ちなみにヌカカという名前の由来ですが、2つの単語の組合せでした。糠(ぬか)と蚊(か)を合わせてヌカカ。要は糠のように小さい蚊ということのようです。最初はサイズ感をもとに命名したのかもしれませんが、かゆみを発生させるということと糠のぬめり感がなんだか結び付いてしまいますね・・・ほんと名前って大事w

 

さて、そんなヌカカですが、そんな地域に生息しているのでしょう。ヌカカの生息地域は森林の中とか、小川などの渓流沿い、水田があるようなところ、海岸沿いです。つまり水があるところと言ってもいいのではないでしょうか。なんとなくわかりますよね。釣りに行った時に刺されやすいということからもイメージがわくと思います。BBQやキャンプをするところも近くに川があることが多いですよね。BBQ場って河原とかが多いですしね。

ヌカカの種類

実はヌカカはヌカカという1種類だけではなく、なんと40種類くらいいるそうです。ホシヌカカと呼ばれるものは水田地帯。ヌノメモグリヌカカ、ミヤマヌカカ、ナミヌカカなどは山間地域。ヌノメモグリヌカカって名前からしてもういやらしいですね。なんだか服の下に潜り込んでくるようなイメージがあります。実際服の下に入ってくることもあるそうですけどね。

 

ニワトリヌカカという種類もあるらしく、これはどうやら鶏舎周辺にいるということから来ているような気がします。トクナガクロヌカカ、イソユカカといった種類は海岸の近くにいるそうです。もう夏の遊び場にはどこにでもいるような気がしてきました。恐らく蚊やブヨに刺されたと思っていたものの中の一定割合はヌカカなのではないかと思いますね。

ヌカカとブヨの違い

ヌカカをラジオで知る

ヌカカ。最近知りました。井手大介さんのインターFMでやってるThe great escape(ザグレートエスケープ)という番組内のマンケイブ(man cave)というコーナー、要は男の部屋という意味なのですが、そこでいつも井出大介さん責任編集でいろいろなマニアックな話題を取り上げるのです。そのトピックがヌカカだったんですね。

 

どうやら釣りやBBQなどに行った時に刺されることが多いのだとか。そして刺されたことにしばらく気づかないそうですが、その後は長い時は1か月にわたって猛烈なかゆみが続くそうです。

 

刺されたらかゆいというのは蚊やブヨなんかと一緒ですよね。では蚊やブヨなんかとはどう違うのか。ヌカカや蚊は人間を刺して、血を吸います。おぉ恐ろし屋。一方ブヨは刺すのではなく、かじって血を吸うのです。まぁどちらにしても恐ろしいことには違いがありませんね。

蚊よりもかゆい期間が長い

血を吸うための方法が異なるとは言え、血を吸われること、そしてかゆみが発生するという意味ではヌカカとブヨ、蚊にそんな違いはないかもしれません。しかし大きな違いとしては、ヌカカに刺されるとかゆみが長期間続くというのです。ひどい時には1か月も。そんな長い間かゆいってほんと最悪ですよね。1度刺されたらトラウマになってしまいそう。。。

ヌカカに刺されないようにするには?刺されたら?

そんなヌカカですが、いわゆる虫よけみたいなものは効果ありそうです。蚊取り線香とかハッカ油とかよく言われますよね。そしてヌカカを知ることとなった井出大介さんによると、ヌカカに効果あるのはブチルアセチルアミノプロピオン酸エチル。長すぎて何のことだかよくわかりませんが、そういった成分があるそうです。

 

外出自粛が解禁されて、釣りやBBQやキャンプなどに行く人も多いかと思いますが、是非ヌカカには気を付けていただき(もちろんブヨも蚊もw)、もしヌカカ対策をするのであれば是非ブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルをご検討くださいませ~