ヌカカに刺されたら
まずはヌカカに刺されないように
ヌカカに刺されたらどうしようということを考える前にまずはどうすればヌカカに刺されないのか、ということを考えましょう。ここで出てくるのが井出大介さんが言っていたブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルです。どうやらこれは化学者の間では昆虫忌避剤IR3535と呼ばれているもののようです。
開発したメルク社によると、健康や環境に害を与えずにヌカカから守ってくれるそうです。そしてありがたいことに犬や猫ちゃんもヌカカから守ってくれるそうです。そういえば最近マムシにかまれた犬の顔が衝撃的というのが記事になっていました。マムシからも守ってくれるのでしょうか・・・
ヌカカに刺されてしまったら
そうはいっても完全にヌカカに刺されないようにすることは難しいのかもしれません。それこそ暑い夏ですから、川に入って水浴びをするかもしれません。遊んでいるうちにヌカカ対策のためにつけていた昆虫忌避剤IR3535であるブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルが効果がなくなってしまうかもしれません。メルク社のページには数時間あなたを守ってくれると書いてあるので、数時間を超えてしまった場合には守ってくれないかもしれません。その結果ヌカカに刺されてしまうこともあるでしょう。その場合はどうしたらいいのでしょうか。
やむを得ずヌカカに刺されてしまった場合、まずは患部を冷やしてあげるといいでしょう。要は炎症を起こしている状態ですから、その炎症を止めてあげるのです。かゆみに耐えるという意味でも冷やしてあげるといいでしょう。一番避けたいのはかきむしってしまうことです。掻けば掻くほど症状は悪化しかねませんし、傷口からばい菌が入ってしまうかもしれません。痒いのはわかりますが、冷静になって冷やしてあげましょう。
もしあまりにかゆみがひどい場合は化膿止めと抗ヒスタミン剤が含まれる軟膏を塗ってもいいのですが、あまりお勧めはしません。要は化学薬品ですから、あまり体にいい影響は与えないからです。放置しておけば治るものですから、無理して化学薬品をつけることもないのです。
但し、化膿してしまったり、赤い部分が異様に広がってしまっていたりといったことがある場合はすぐに皮膚科に行って診てもらいましょう。
対策の基本は冷やして放置です。やってはいけないことは掻きむしることです。事前の対策として長ズボンや長袖を着用するというのも検討しましょう。夏だから暑くて嫌になるし、その袖の中に入ってくることもありますけどね。